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業界人がこっそり教える。スピード宅配便 vs バイク便

緊急配送であればバイク便、そこまで急いでいない荷物でコストを抑えたいときは宅配便との認識が崩れようとしている。

お互いの領域を意識しながら緊急配送のニーズを奪い合う両業界。

それぞれの業界キーマンに緊急配送サービスの選択のポイントを伺うと、「バイク便も料金が下がってきた」「宅配便でも当日配達が可能なこともある」といった声が聞こえてきた。

バイク便と宅配便、それぞれのご担当者に匿名で伺います。


取材内容

流出するお客様を引き止めたい - バイク便

バイク便業界全体の物量が減ってきているなか、私たちバイク便各社は付加価値サービスや値下げを余儀なくされています。

例えば、総務省の許可制となっている特定信書便事業に参入することで、「3時間以内の配達」や「1件当たりの料金が1,000円を超える」などの条件付きで特定信書の配送が可能となります。

また、特殊な荷台やシステムを使うことでセキュリティ品質を高めるなど、各社付加価値をつけようとしています。特に、ライダーの服装と接客態度(マナー)については、社内で教育を行う業者が多いと聞きます。

コスト削減意識の高まりで、目につき易いバイク便の料金が矢面に立つことが多く「緊急でない荷物については宅配便で」との流れがでてきています。バイク便は「スピード」では負けませんが、付加価値サービスを充実させお客様を引き止めていきたいと思います。

宅配便のスピードも上がってきています - 宅配便

宅配便は集荷から配達まで1つの荷物を運ぶわけではなく、複数の荷物をスケジュール化されたトラックに乗せて運ぶことで価格帯を抑えています。

そのため、ライダーが集荷から配達までを担当するバイク便には、スピードでは敵いません。

その一方で、そこまでスピードを必要としない荷物は、宅配便をご利用頂くとコストを抑えられるかもしれません。 例えば一定の圏内であれば、大手宅配便業者は当日中の配達を行う配送ルートを構築しています。

柔軟な対応がバイク便の強み - バイク便

バイク便の強みは、なんといっても速さにあります。お電話を頂きましたら、御社の一番近くで待機しているライダーがすぐに動きだします。割増料金はかかりますが、24時間体制を整えている業者もありますので、午前0時締め切りの荷物や深夜配送のニーズ等にも柔軟に対応が可能です。

パッケージ商品を売っている宅配便に比べると、ライダーが御社の荷物に付きっ切りになりますので、臨機応変な対応が可能なのがバイク便です。

2箇所以上の場所に立ち寄ったり、配達の時間を指定頂く事もできます。

環境への意識が顧客満足度を向上させる - 宅配便

特に都内では台車を利用して配送を行うなど、環境面も意識しながら配達を行います。一度に多くの荷物を運ぶため、比較的環境に良いと考えます。

お客様のニーズを汲み取りながら、サービスを展開していきたいと思います。

総括

すぐに配送が必要な荷物についてはバイク便が一人勝ちである。近くに待機している専任ライダーが駆けつけるためコストが上がる傾向にあるが、距離やエリアによっては予想以上に安くなる場合もあるとのことだった。

一方、宅配便の配送スピードは担当エリアや契約の状況によって異なるが、午前中に差し出せば午後に着くケースもあり、条件次第ではバイク便のスピードに近づくのではないかと感じた。

スポット・定期集荷に関わらず、詳細については営業所か担当のドライバーに相談するのが得策だ。


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