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運送保険と書留で万一の事故に備える

先日の「宅配便で届いた荷物が壊れていたら」では、何よりも冷静に対応することが大切とご紹介しました。しかし、いくら冷静でも、メール便など保険が付かないサービスでは補償は受けられません。

このページでは、通常保険が付いていないサービスに保険を付けたり、責任限度額を通常の金額より増やす運送保険(書留)についてご紹介します。

郵便物

ゆうメールや定形外郵便などの郵便物に利用する保険が「書留」です。公式サイトによると、「引き受けから配達までの郵便物等の送達過程を記録し、万一、郵便物等が壊れたり、届かなかった場合に、 原則として差し出しの際お申し出のあった損害要償額の範囲内で、実損額を賠償します」とあります。

保険の対象によって一般書留, 現金書留, 簡易書留の3種類があり、損害要償額は、現金書留が50万円まで、一般書留が500万円まで(ただし、内容とする現金の額(現金以外のものは時価)を超えて申し出ることはできません)。
※損害要償額のお申し出がない場合、損害要償額は現金書留は1万円、一般書留は10万円(ゆうメールを除く荷物は35万円)となります。
参照: 書留をご利用いただけるサービス

ゆうパック

通常は上限30万円ですが、一般書留を付けることで最高500万円まで責任限度額を増やすことが可能です(500万円とした場合、通常料金に2,200円の書留代が加算されます)。
参照: 書留

宅急便

通常は上限30万円ですが、ヤマト便を利用することで最高100万円まで責任限度額を増やすことが可能です(通常料金に、1万円につき10〜50円が加算されます。詳細はご確認ください)。
参照: ヤマト便

ペリカン便

通常は上限30万円ですが、セキュリティサービスを付けることで最高50万円まで責任限度額を増やすことが可能です(通常料金に360円(消費税込み)のセキュリティサービス料金が加算されます)。
※3辺合計は80cm、重さは30kg以内に限ります。
※損害要償額のお申し出がない場合、一律35万円となります。
参照: セキュリティサービス

飛脚宅配便

通常は上限30万円ですが、運送保険を付けることで責任限度額を増やすことが可能です(3,000万円以上とした場合、事前の確認が必要です)。
参照: 運送保険

まとめ

「(特に高価な荷物については)損害要償額が足りずに、半分しか補償してもらえなかった」とならないよう、荷物に合った運送保険(書留)で送ることを意識するようにしてみてください。

参照:
宅配便の料金検索(送料の虎)
宅配便で届いた荷物が壊れていたら

2009.9.7