1919年、車両4台からスタートしたヤマト運輸は来年で創立90周年を迎える。同社が30年以上前から提供するサービス「宅急便」は、既に宅配便の代名詞となっているが、近年も「お届け予定eメール」や「ご不在連絡 eメール」など新しい付加サービスを打ち出し、先駆者として市場を牽引している。
国際輸送においては、1987年に「UPS宅急便」を発売後、「国際宅急便」「UPS Worldwide Express Saver」「クロネコ国際メール便」と個人法人の多様化するニーズに対応。コストを極限まで抑えた「クロネコ国際メール便」のほか、「国際宅急便」では国内宅急便の6サイズ+書類専用サイズで料金査定が簡単にできるなど、煩雑なイメージが付きまとう国際輸送を国内感覚で利用できるサービスを提供する。
国際宅急便を担当する、ヤマト運輸株式会社のグローバルソリューション営業ご担当者にお話を伺います。
| 概略 | |
|---|---|
| 1919年 | 小倉康巨が車両4台にて資本金10万円で創立 |
| 1929年 | 第二大和運輸株式会社設立、国内初の路線事業を開始 |
| 1949年 | 東京証券取引所に上場 |
| 1976年 | 関東一円にて「宅急便」サービスの開始 |
| 1986年 | UPSと業務提携 |
| 1987年 | UPSと共に「UPS宅急便」を発売 |
| 1990年 | 合弁企業「ヤマト・ユーピーエス株式会社」設立 |
| 2004年 | UPSとの合弁を解消(提携は継続) |
| 2005年 | ドイチェポストの日本向け国際メール便を国内で配達開始 |
| 2006年 | 「クロネコ国際メール便」全国の宅急便センターで取扱開始 |
緊急性の高い書類/付加価値の高い小口貨物/法人利用といった観点から、御社のラインアップをご説明ください
一つ目が国際間の小口宅配サービスの「国際宅急便」。次に、ユーピーエス・ジャパン株式会社の「UPSワールドワイド・エクスプレス・セイバー」を代理販売。最後が、国内のメール便と同様にポストへ投函するサービスの「クロネコ国際メール便」の3つの商品があります。
上記ラインアップは、どのように使い分けたらよいですか

[書類を送る]
封筒や段ボールは用意してもらえますか
国際宅急便とUPSワールドワイド・エクスプレス・セイバーについては弊社で用意が可能ですが、一部有料になる場合がございますので詳しくはお問合せ下さい。
中国への発送について
今のところはB2B(企業間輸送)のみのお取扱となっております。特にメインは書類関係ですが、規制品等は国ごとや情勢によっても異なるので、ホームページを参照頂くかフリーダイヤルでお問合せ下さい。フリーダイヤルでは、初めて海外に荷物を送る方にもわかり易くご説明差し上げます。
どのようなトラブルが発生しますか
国内の宅配便はノンストップで輸送が可能ですが、国際は検疫や税関が絡んできますので、予定日に配達ができないことがございます。ホームページには目安の日数が掲載してありますが、様々な要因が絡んできますので、やむを得ずお届け予定日より遅れてしまうのが現状です。遅延補償はありませんが、お客様からの問合せに応じて荷物の追跡と到着予定日のお知らせをさせて頂きます。寄せられるトラブルについては、お届け日数についてが一番多くなっております。
複数個発送など、安くなる条件はあるのでしょうか
国内と同様で、一定量の荷物を出されるお客様に関して、別途お見積を出させて頂いております。契約運賃についてはガイドラインが決まっているわけではなく、数量・集荷の時間・営業所からの距離などの様々な要素で金額が決まります。詳細については、最寄の営業所にご相談下さい。
3PLや物流改善の相談は可能ですか
基本的には弊社の強みである国内宅急便網を使った集荷となるため、国際宅急便としてのお取扱は25kg以下の荷物がメインとなります。
どこに問合せたらよいでしょうか
国際宅急便とクロネコ国際メール便については、最新の情報をフリーダイヤル[0120-5931-69]でお問合せ下さい。また、大きなお荷物や定期的な荷物に関しては弊社ホームページからお知らせ頂くか、担当の営業マンにご相談下さい。
今後の戦略をお聞かせ下さい

アジア域内のボーダレス化が更に進むと思われ、国内で留まっているモノの動きが間違いなく外にでていくと考えています。例えば、日本の物を台湾で買うなどのニーズに対応できるよう、今後も国際宅急便に力を入れていきたいと思います。